アグリネット喜多方稲作研究会
4月から6月
7月から10月

アグリネット喜多方稲作研究会について

アグリネット喜多方稲作研究会は、アグリネット熊倉と入田付有機米研究会の2つのグループが一つになり、平成13年に設立しました。 もともと2つのグループ共に25年から30年以前に設立しており特別栽培米に盛んな喜多方でも早くから特別栽培米(低農薬・低化学肥料)に取り組んでまいりました。

現在会員は23名で、会津盆地の標高250m~350mの中山間地域に位置することで寒暖の差が大きく、甘味が強く大粒な米になり、上流に日本で 最も高山植物が多い雄国沼、さらには福島と山形の県境近くにミズナラやブナ林の原生林があり、きれいでおいしい水が多く空気も澄んでおり、 米作りには特に重要なミネラル分の豊富な水が流れて来ます。

そこにこの会のモットーである「安全で安心して食べられるおいしい米づくり」に会員が一丸となり、日々努力しています。

特別栽培米への取り込み

科学肥料、農薬等も基準値の半減以下の栽培を行い、会員各位が一生懸命、愛情を込めて栽培したのが アグリネット喜多方稲作研究会の会津喜多方特別栽培米です。

環境への取り組み

会津喜多方特別栽培米は、土作りを重要視しており、循環型農業に取り組んでおります。 循環型とは、稲からとれた稲ワラ、もみがらは、田んぼに戻し有機物として活用し、それに加え近年は緑肥(牧草や菜の花、レンゲ草など)の 種を秋に蒔いて翌年の春に土の中にすき込む、環境保全型農業にも全会員取り組んでおります。


会津喜多方特別栽培米 米づくり一年の流れ

喜多方特別栽培米に使われる水田・清流

構造盆地であり南北に約34キロメートル、東西に約13キロメートルと縦長な楕円形である。東は磐梯山・猪苗代湖を含む奥羽山脈、南は会津高原と呼ばれる山間地、西は越後山脈、北は飯豊山地に囲まれている。 て、喜多方市塩川町付近で猪苗代湖を水源とする日橋川と東山温泉上流を水源とする湯川と合流して西北西と流れを変え、越後山脈に穿入蛇行すると、その後喜多方市山都町で只見川を交えてさらに西行し、新潟県境より阿賀野川と名前を変えやがて日本海へと注いでいる。

田起こし

田植えを行う前に、田んぼの準備が必要です。冬の間、放置しておいた田んぼを起していきます。この田起こしが、春の田んぼ仕事の始まりです。晴れた日に土が十分に乾燥したころに田起こしを行います。
この写真の奥、トラクターが代掻きの作業してますが、アタッチメント(トラクターにつける)が2種類あります。この写真はロータリーを使っています。荒代掻きという作業をしています。

代掻き

田起こしした田んぼに水を入れて、トラクターでかき混ぜて土を砕いていくのが代掻きです。土が水と馴染むように掻き混ぜていく作業です。この作業をすることで水が土に馴染み田んぼに水を入れても抜けなくなります。
この写真のトラクターについてるアタッチメントはドライブハローです。うえ代掻きという作業をしています。

田植え

苗を田植え機にセットしたら、田植えスタート。田植え機は乗用型の6条植え。一回の積み込みに6条の苗をセットするため、田んぼの周りでは絶えず2人苗や肥料の準備をしてます。田植え機が帰ってきたら苗を補給します。昔は1反当り2,3時間かかっていたものですが、今は1反30分もかからずに完了します。

草取り

定期的に雑草を除去。土手の草刈も5、6、7、お盆すぎ8月末の年に4回やります。
虫や見た目の対策、草が伸びて田んぼがカメムシつきやすいため住処になります。一番右の写真はカメムシの除去をしています。8月のあたま、乳熟期に殺虫剤を散布します。

水管理

田んぼが雨で稲刈りを予期して水たて(溝)をつくる、水の通り道

稲刈り・収穫

10月、立派になった稲穂をコンバインで収穫します。
コンバインは水に弱いので、地面や稲穂がしっかり乾いてから作業します。

収穫後


刈取り終わった後に、翌年の稲作の為に緑肥の種を蒔いているところです。
(緑肥とは、栽培している植物を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、
つまり、植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にすること、
またはそのための植物のことである。)


収穫が終わった後に、田んばに水を張っているところです。